先日、NLPの投稿で、脳内のプログラミングについて少し説明しましたが、
今回はもう少し詳しくお伝えします。

私たちは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、身体感覚という、五つの感覚器官、
いわゆる五感から情報を受け取っています。
これをモダリティ(主要感覚)、そしてより細かいサブモダリティ(補助的感覚)と呼びます。
※詳細についてはまた別途記載します。

人が受け取っている情報量は膨大で、200万bit/秒とも言われています。 
ところが、脳は受け取ったすべての五感情報をそのまま処理するのではなく、
価値観、ルール、アイデンティティ等のフィルターを通して、
情報を削除、一般化、歪曲し、加工したものを受け取っています。
このような情報処理、プログラミングのことをメタプログラムと呼びます。
※メタプログラムについてはまた別途記載します
この過程を経ることで、情報量は200万bitから130bit/秒まで少なくなります。

このように、五感で受け取った情報がフィルターを通り、
メタプログラムされ脳内で作られた世界を、NLPでは、”Map of the World”と呼んでいます。
そして、同じ世界を見ても、個々人によって情報の受け取り方が違うことを、
"The map is not the territory"(地図は領土とは違う)と表現します。
人それぞれ価値観やアイデンティティといったフィルターが異なっているため、
それを通して映る世界が他者と違って見えるのは当然と言えるでしょう。

コミュニケーションにおいて、個々人が違ったMapを持っているということを認識することや、
そのMapがどのように描かれているのかを知る(フィルターを知る)ことはとても重要となります。

以上、Map of the Worldの説明でした。
次は、メタプログラムについて記載します。
mapoftheworld