登山家・栗城史多さんの講演を聞いてきました。
世界最高峰の山に挑戦する中でぶつかる困難とそれを乗り越え方などは、全くそういう経験のない自分にとってはとても新鮮な体験でした。
最も印象的だったのは目標についてのお話。
登山家が最も嬉しい瞬間は頂上の3mほど手前。なぜなら夢が叶うと分かる瞬間だから。
しかし、目標達成(登頂)したあと、下山するという次の目標を持たないと事故に合う可能性が高い。
夢はゴールではない。スタートである。
達成したら次、達成したら次、と繰り返していくことで人は成長していく。
それはまるで枝葉が次々に分かれて伸びていく木のようなものである。
目標達成を繰り返していき、人間として成長すること。
それこそが本当の意味での成功なのかもしれないと感じました。



この2年で子どもの夢が”楽して生きたい”という方向に変化している。
でも苦労や困難の中に成長がある。

本人が限界を超えられるかどうかは、支えてくれる人がいるかどうか。

何かにチャレンジして泣くということを登山で初めて経験した。

生死の状態になるとやらざるを得ない。
その経験をして自分の限界は自分で決めていたのだと知った。

周りの人の反対が一番苦しかった。

1番嬉しい瞬間は頂上の3メートルほど手前。
これは夢が叶うと分かる瞬間だから。
しかし、この後だんだん寂しくなってくる。

70%の事故は気の緩みから下山中に起こる。

夢や目標を達成した後、必ず次の目標や目標を持つ。

登山で大事なことは執着しないこと。生きて帰れば何度でもやり直せる。

体の中で最も酸素を必要としているのは脳(約30%)。

大きな事故の後に良い山登りができるようになる。

「楽しくなかったら下山しろ」楽しめていないなら今やっていることはやめた方が良い。

困難や壁に当たったとき、その困難に「ありがとう」と感謝をする。
困難には戦っても勝てないし、逃げても追いかけてくるが、
友達になると成長させてくれるかけがえのないものとなる。

感謝をすると、酸素の使い方が良くなる。

苦しみと喜びはふりこのように繋がっている。
苦しみが大きい分、喜びも大きくなる。

叶うという字は、口に十と書く。
毎日十回言い続けることで夢は叶う。

苦しい時に頑張れたのは、父からもらった「お前を信じてる」という言葉。

夢はゴールではない。スタートだ。
成長とは木が育つようなもの。芽が出て、枝葉が分かれ伸びていく。
目標を追い続けることで成長していく。目標を達成しても更に新たなゴールを目指し、そこから新しい枝が伸びていく。 

kuriki