自信と幸福感に繋がる重要な2つの概念として、 自己肯定感と自己効力感があります。
どちらも名前は似ていますが、意味は少し違います。

◆自己肯定感(Self-Esteem):自分で自分を肯定できる、「ありのままの自分で良い」と思える感覚。
自分の欠点なども含めて、自分を認める、"I'm OK!"と思えること。
自己肯定感が高いほど、幸せになりやすいと言われています。
反対に自己肯定感が弱い人は、自分で自分を承認することができていないため、他の人からの承認を強く求めるようになります。
人の話を聞かず、自分の話ばかりするような人はその典型です。
自己肯定感が低い人は他人に嫌な思いをさせることが多い傾向にあるので、自己肯定感を高めることは自己の幸福のためだけではなく、他の人にとっても良いということをお忘れなく。

◆自己効力感(Self-Efficacy):自分は〜できるという感覚。
換言すると、自己能力の自己評価です。
これは目標達成を目指す上で非常に重要です。
なぜなら、達成したいビジョンを描いたとしても、自己効力感が低いと「どうせ自分では無理」と思ってしまい、ゴールに向けて歩み出すことができなくなってしまうからです。
達成できるというイメージは到達に向けた意欲を産みます。
したがって、自己効力感は目標達成する上でとても重要な概念です。

ちなみに自信も幸福感もこの2つの概念の総和と言われています。
自己肯定感と自己効力感、この双方を高めることで、日々感じる幸福度が上がり、更に目標達成もしやすくなる。
まさに人生の質を高めることに非常に大きく寄与する概念ですので、意識して高めるようにしてみてください。
それぞれの高め方についてはまた別のエントリで記載します。 

self-esteem-efficacy