僕が教育に関わる事業をやっている中で特に強く思っていること。
それは、”可能性を広げる”ということ。

カンボジアで教育の活動をしていた時は、選択肢(Option)が少なすぎる子ども達に対して問題意識を持っていた。
自分もそうだだったけど、夢や理想はその人の思考の範囲内でしか描けない。
だからどういう仕事や生き方がこの世界にあるのか、その選択肢を知ることはとても重要だと思った。
世界の子ども達の夢をシェアするプロジェクトをやり始めたのもここがきっかけだった。

一方、日本に帰国してからライフナビの理事として学生・社会人に夢を描くサポートをしたり、コーチングで将来を自由に描けないと感じているクライアントさんとお会いする中で、その人の可能性を決めるものは選択肢の他にもう1軸あると気づいた。
それが自己効力感である。
選択肢がこの世にあることはわかっていても、自分がそれを実現できると脳が決めてしまっていてはそれを実現することができない。
「総理大臣になって日本を変える」
「全く新しい分野で起業し、その分野で世界一の会社を創る」
などは、選択肢としては知っていても、できると思っていなければ結局見えていないのと同じことだからだ。
だから、自己効力感を高め、自分には何だってできるんだ!という気持ちを醸成すること、それに選択肢を増やすこと。
僕は”可能性を広げる”ということに対し、この2つの切り口から、周りの人たちをサポートしていきたいと思っている。

自分と関わる全ての人が、自由に未来を描き、なりたい自分になれるよう、僕自身はその人の可能性を広げることに全力で挑んでいきたいと思う。

potential