氏のコーチング手法、あらゆる問題を改善するための「３ステップ」がTEDで紹介されています。

何かの折に自己啓発に触れ、一瞬やる気になりTo Do Listを作ったものの、結局やらず終い。
こうならないために、余分な部分をそぎ落として作成した3ステップ。
どのようなことにも適用可能なシンプルな3ステップです。

１：自分を知る　Know Themself
２：一度に一つだけ集中して改善する　Pick One Thing
３：日々行動し、それを振り返る　Practice Daily

では、1つ1つ見ていきましょう。
 
１：自分を知る　Know Themself

真実を教えてくれる人を探し、以下の質問をすることで自分の立ち位置を確認する。
「私は成功するためにどんなことができているだろう？」
「何が障害になっているだろう？」
「改善するためにどんなアプローチをとったらいいだろう？」 

氏はほとんどの人間は自己の能力を過信していると言います。
それもダメなやつほど自己評価が高いと。
上から物を言い、メンバーに怒鳴り散らす。メンバーは辟易しているのにそれに気づいていない。

そういったリーダーには、まずメンバーにどう思われているのか、そういう真実を知ってもらう必要があるということですね。

この表現はリーダーに偏ったものですが、現状把握は誰に対しても改善していくための必須の項目です。
 

２：一度に一つだけ集中して改善する　Pick One Thing
上の真ん中に縦線を書き、左側に改善したいことをリスト化、右側にそれが改善したらどれだけ素晴らしい自分になるかを10段階で評価。
最も高い数字の項目から順番に取組み始めます。

ポイントは一気に何もかもしようとせずに、1つずつ少しずつ取り組んでいくこと。
いきなり手を広げすぎると、気持ちもエネルギーも分散してしまいうまくいきづらいです。
まずは1つに絞り確実に改善する。
1つの改善が自信となり、次の項目の改善のエネルギーとなります。


３：日々行動し、それを振り返る　Practice Daily
改善する1つを決めたら、それをどう行動するか、成果をどう計測するかを決め、日々少しずつ取組みます。
「今日は何を改善しようか？」
「何をする必要があるか？」
「どのように成果を図るか？」

このコーチングメソッドもシンプルですが重要な部分を押さえていると感じました。
1日少しでも改善していけば1年後にはかなり大きな違いとなっています。
勝間和代さんが言うように、1日0.2%の改善を毎日続けていけば、1年後には倍になっているのですから。