ビル・ゲイツがTEDで語る、Measures of Effective Teaching (効果的教育の評価)について考察を。
冒頭で、ビル・ゲイツ氏は以下の言葉から話し始めます。

"Everybody needs a coach"
”誰もがコーチを必要としています”

これは上達のためにフィードバックが必要であるということを示唆しています。
フィードバックがあるからこそ、自分の現在地を知り、どんどん伸ばせば良い強みや、改善すべき点を学ぶことができ、様々な視点から打開策などを見いだすことが可能となってきます。
つまり、フィードバックは上達の鍵ということです。

ところが、非常に重要な仕事をしているにも関わらず、そのような重要なフィードバックが得られていない人たちがいることに氏は問題点を見出しました。
その人たちとは”教師”のことです。
そして、教師がフィードバックを得ながら教える技術を高めていく仕組み、Measures of Effective Teachingというプロジェクトをスタートさせたのです。
今回、この取組について詳細に記載することはしませんが、興味のある方は以下からご覧ください。



確かに教師が自分自身の授業に対してフィードバックを得る機会は非常に少ないのではないかと思います。
自分の学生時代を思い返してみてもそういった仕組みはなかったように思います。

しかし今では、非常に意欲的に学校外でも様々なことを学び、それを学校現場に持ち込むことで、子ども達の成長を促進させようと一生懸命な先生方を沢山知っています。
そしてそういった先生方が集まり、学習し合う場も。
興味がある方はこの辺のエントリをご覧ください。
第1回関西KNOWS
第2回関西KNOWS

ビジネスのスキルを上達させるためにビジネスマンのためのビジネススクールのようなところがあるのだから、教師同士が学び合い、フィードバックを与え合う上記のような場がもっとあっても良いと思います。
自分もコーチングのフィードバックスキルを活かし、そういう場作りにもどんどん関わっていきたいです。

BillGatesTED