脳科学の言葉でプライミング効果(Priming Effect)というものがあります。
学術的解説には、”先行する刺激(プライマー)の処理が後の刺激(ターゲット)の処理を促進または抑制する効果”と言われています。
もう少しフランクな表現をすると、”事前に見聞きした情報がその後に見聞きする情報に影響を与える効果”のことです。

例えば、友人の間で出身地の話をした後に、連想ゲームで都道府県をあげていくことをした場合、友人の出身地の都道府県が他より優先して浮かんでくるというような場合です。
これは直接その言葉を聞いているため、”直接プライミング効果”と言います。

この他、”間接プライミング効果”というものもあります。
これは直接的にその情報を見聞きしていなくても同類のものを連想しやすいといったものです。
例えば、赤色の車について話をしたあと、しりとりをした時、赤色の果物や野菜、物などが優先的に出てくるようなケースです。

昨日のエントリで記載した、カラーバス効果と概念的には非常に似ています。 
自分が望むモノを手に入れたければ、常にその情報をインプットして潜在意識に刷り込む必要があります。
そうすれば、カラーバス効果、プライミング効果が発動し、自分の得たいモノに関係することが知覚できるようになります。

priming