教育心理学用語で、ピグマリオン効果(Pygmalion Effect)というものがあります。
※別名：教師期待効果、ローゼンタール効果

これは、1964年にアメリカの教育心理学者ロバート・ローゼンタールによって提唱されました。
教師が期待したクラスの生徒の成績は伸び、逆に期待しないクラスは成績が下がったことから、
「他者への期待値がその後の成長に影響を与える」という効果を見出しました。
※期待しないことで成果が下がることを”ゴーレム効果”と言います。

”人は期待された通りの成果を出す傾向がある”
教育に関わる人なら誰もが知っておいて欲しい大事な効果です。
しかし、注意すべきことがあります。
それは”本心から”期待を寄せるということです。
感情の伴っていないうわべだけの言葉をかけるだけではこの効果は薄いと言われています。
昨日の記事でも書きましたが、”本人よりもその人の可能性を信じる”
ということが、大事だということです。

教育に関わっている方、部下をお持ちの方、子育てをされている方、
生徒や部下、子どもに対し、彼らの未来に明るい期待を心から抱いていますか？
あなたの心持ちがその人の未来に影響を与えています。
このことを忘れず、教育に関わっていきたいと思います。