ダグラス・マグレガーが提唱したXY理論というモチベーション理論があります。
これは、マズローの欲求段階説を基に説明されます。
人間にはX理論とY理論の大きく2つのタイプに分けられる。

◆X理論
人間は本来、なまけたがるという考え方。
責任をとりたがらず、放っておくと仕事をしなくなる。
仕事への内発的動機づけが心にないタイプの人たちです。
この場合、命令や賞罰(アメとムチ)を使った外的動機づけを促すマネジメントが効果的であると言われています。

◆Y理論
人間は本来、進んで働きたがるという考え方。
自己実現のために自ら進んで行動し、仕事をこなします。
仕事への内発的動機づけが既に完結しているタイプです。
この場合、細かな指示等は逆効果で、本人の自主性を尊重するマネジメントが効果的であると言われています。

ただ、全ての人をXかYのどちらかに明確に分類することは難しいと言われています。
実際は多くの人がXとYどちらの要素もいくつかは持っており、どちらが強いかという形で判断をするべきであるということです。

マネジメントの際、部下のことを知る1つの切り口として考えると良いかもしれません。

xy