ロバート・ディルツによりウォルト・ディズニーの成功の秘訣を解き明かしたディズニーストラテジー。
アイデアを形にしていく上で、3つの視点からそれぞれ考察することで、バランスよく目標に向けて進んでいけるというフレームワークです。

1: Dreamer(夢見る人)
2: Realist(現実的な人)
3: Critic(批判する人) 

例えば、サラリーマンを辞めて、カフェで独立したいという人のケースをディズニーストラテジーで考えてみましょう。
Dreamerの部屋には、自分の夢が入ります。
”自分の好きなカフェで独立する”
”北欧をモデルにした地域で最初のカフェ”
”自作のフードも出し、食&飲双方でお客さんに喜んでもらう”

次にRealistの部屋です。
”具体的にどうやって”
”どういうプロセスで”
”必要なものは何だろう”
等、プランを具体化していきます。

そして、Criticの部屋。
”利益は出るの”
”なぜ地域で一番になれるの”
”赤字が続いたらどうするの”
等々。

そして、Dreamer、Realist、Critcの3つの部屋を行き来し、それぞれの視点をうまく盛り込みながら統合し、プランをブラッシュアップしていくという流れです。

ポイントは批判をうまく活用するという点だと思います。
多くの人が批判を聞いても聞く耳を持たなかったりし、その意見をうまく活用しようとはしないのではないでしょうか。
批判ばかり聞いていると疲れますが、自分の中で建設的な批判にできるよう、
”どうすればあの批判家が納得するようなプランにできるだろうか”と考えることで、企画がより地に足のついたものになっていきます。

夢のエネルギーに批判の視点を加え、現実的なプランを導き出す。
このためにディズニーストラテジーはかなり使えます。是非お試し下さい。
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