今日は組織・チームの問題について考察します。
チームが機能していない時、何かしらの問題を抱えています。
その問題は細かく言うと多岐に渡りますが、典型的なのは以下の10個と言われています。
自分がこれまで経験した失敗談も交えながら記載しようと思います。

1. リーダーを特定しない
理想はメンバー全員がリーダーシップを発揮する組織ですが、そうそうあるものではありません。
そこでチームの結果にコミットし、全体を引率するリーダーが必要です。
リーダー不在のチームは、方向性が定まらず、決断力に欠け、スピードが遅くなります。
言わずもがなですが、有能かつコミュニケーション能力の高い人がなるのがベターです。

2. 役割や責任を決めない
役割分担や責任の範囲を決めないまま進めると、
「これは自分の仕事と思っていなかった」
といったポテンヒットが頻発します。
役割と責任、できれば権限も明確にしておくべきですね。

3. 目標を設定しない
目標がないと、ただ何となく仕事をしているという感覚に陥ります。
「今目の前に仕事があるから、とりあえずそれをこなしておく」
目標がないとこういう感覚で仕事をしてしまいがちです。
明確な目標を掲げチーム内で共有することが、メンバーの意識をゴールへと方向付けるでしょう。

4. ミーティングの時間配分ができない
時間を決めずにミーティングをする。これはダラダラの元です。
アジェンダの各項目も時間をあらかじめ区切っておくと、
ミーティングはよりスピーディーに、より決断できるものになっていくと思います。

5. 意思決定方法を決めてない
話し合ったら決断すること。話し合うだけでは前進しません。
意見が割れた時、「では次回以降に持ち越しましょう。。」とペンディングに次ぐペンディング。
決断できないのは意思決定方法を決めていないからかもしれません。
リーダーが決めるのか、多数決なのか、何分の何以上の賛成で進めるのか等
意思決定の方法をあらかじめ決めておくことが決断を促します。

6. ミーティングのアジェンダ・ルールがない
ミーティングをするには事前にアジェンダ、ルールの設定をしておく方が良いです。
アジェンダがないと話が散らかりやすく、ルールがないと個人的な無駄話や口論で
ミーティングが台無しになることも少なくありません。
時間の無駄遣いをなくし、成果へと繋げるためにもアジェンダとルールは設定しておきましょう。

7. チームの活動を阻害する迷惑行為を放置
チームが前進することを阻害する行動をとるメンバーが現れることがあります。
なぜそのようなことをするのか、その人の話を聞くことは必要ですが、
チームにとってマイナス行為となっているのならば対処する必要があります。
例えば、チームをまとめる立場の人間がコミュニケーションの問題で、
次々とメンバーのやる気を削ぎ落としてしまっているようなケース。
本人は良かれと思ってやっているのでしょうが、これは放置しておくとチームが崩壊します。
勇気と優しさを持ち、話し合うことが必ず必要です。

今皆さんが所属するチームはどのくらい問題点を抱えているでしょうか。
このフレームを自分の組織に当てはめて眺めてみることで、改善点が浮き出てくるかもしれません。 
実際自分もこうやって書き出してみると、属するチームの反省点がボロボロ出て来ています。 
チームで仕事をしている人は是非チェックしてみてください。

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