会議のファシリテーションでも業種や目的によって手法は様々ですが、
今回は営業系会議のファシリテーションでよく使うフォーマットについて紹介します。
それがこちら。
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ホワイトボードに上記の枠組みをあらかじめ書いておきます。 
縦軸には4Pとマネジメントという5つ、横軸にはKPTの3つの枠組みを用意します。

縦軸のマーケティングの4Pの切り口は当たり前のレベルで有名ですが、
実務上マネジメントの問題が出ることが多いので4P+マネジメントという5つにしています。

横軸のKPTは、Keep(継続)、Problem(問題)、Try(挑戦)の3つです。
このフレームワークも有名ですが、ここに少しファシリテーターとして独自色をつけています。
それは、Keep(継続)をCelebration(祝福)のニュアンスに変更し、
まずお祝いしたいことから始めに話す、ということです。

いきなり問題点ばかりを話しても気持ちが乗ってきません。
ここ最近でうまくいったことやお客様からいただいた嬉しい言葉など、
嬉しいこと、シェアしたいことから話すことで心をほぐし、話しやすい環境を整えます。

次に、抱えている問題や改善したい点をProblemのところに書いていきます。
話題が出て来にくい場合は、個別にポストイットなどにまず書いてもらって、
それから集約する方法をとるとトピックが多く集まります。

Problemのトピックが出たら、それをどう改善していくかについて話し合います。
改善案が出たら、Tryのところに記載します。
課題1つに対して、Tryはいくつ出て来てもOKです。
課題と改善案を線で結ぶなどするとよりわかりやすくなります。

参加者が話しやすいように、会議の流れや全体図を設定するのもファシリテーターの重要な役割です。
営業系の会議を業務で良く行う、またその司会・ファシリを担当することが多い、
という方にとって参考になれば幸いです。 

実際に使用するとこんな形になります。
※ここの会社の会議ではPlaceとPriceについてのトピックがいつも少ないので統合しています。
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