場づくりで重要な要素、音楽。
雰囲気作りに音楽は欠かせません。
一瞬で場の雰囲気を作ることができるし、しかも厚かましくなく、
その文字通り背後(Back Ground)でこっそりとその役割を果たしてくれます。

色々と調べてみて、音楽選定のポイントは3つくらいあるかと思います。
1:集中する時は歌詞のないものを
 歌詞は思考に介入することが多いので、集中する時には歌詞のない曲の方が良いです。
 歌詞と言っても邦楽じゃなければOKかとは思います。
 以前、好きだからという理由でミスチルをかけて失敗たこともあります(- . -;) 
2:有名な曲や映画の主題歌の曲は避ける
 有名な曲や映画の主題歌となった曲が問題になることもあります。
 それらは個々の思い出や映画などの作品とリンクし感情移入することがあるので、集中する場面では避けた方が無難です。
3:創りたい場に適した音楽を選ぶ
 当然ですが、創りたい場を明確にイメージし、それに適した音楽を選曲する必要があります。
 参加者にリラックスして欲しいのか、明るく楽しい気持ちになって欲しいのか、
 深く自分と向き合って欲しいのか、 集中して欲しいのか、
 等々、詳細まで参加者の心情をイメージしてから音楽を選択すべきです。

常にiTunesに入れているワークショップ用のプレイリストの一部を以下でご紹介します。

【受付〜開始】
受付から開始までは緊張する人も多いので気持ちが上がる楽しい雰囲気の曲がオススメです。
ノリノリなEDM、中でもあんまりクラブクラブしていない(笑)、爽やか系の曲を選んでいます。
①The chainsmokers:どの曲もOKですが、あえて言うとCloser
②The Black Eyed Peas: I Gotta Feeling
③Owl City & Carly Rae Jepsen: Good time
④Pharrell Williams: Happy  等々

【対話・会話】
対話を促進するには明るく爽やかな曲がオススメ。
①Jason Mraz: I'm Yours
②Vanessa Carlton: A Thousand Miles
③明るい感じのインストゥルメンタルもありですね
 https://www.youtube.com/watch?v=aaOpAo4UtAg

【集中】
集中してワークに取り組む時は、歌詞のないインストゥルメンタルがオススメです。
ピアノのインストやジャズなどありますが、これもワークの雰囲気に合わせます。
例えば、時間厳守で集中する場合はアップテンポな曲にしますし、
リラックスしたワークの場合はゆっくりめな曲にしたりします。
①集中力アップ:アップテンポなピアノのインストです。
 https://www.youtube.com/watch?time_continue=169&v=xrFsU265PZg
②リラックス:ヒーリング効果のある自然の音などα波が出るものオススメです。
③リラックス:こちらはθ波。潜在意識にアクセスし、集中力や記憶力が高まると言われています。
深く自己の内側に潜っていくワークの際には、内省を促す音楽がオススメです。
①A Love Supreme   John Coltrane
 ジョン・コルトレーンの絶頂期の作品。
 グラミー賞2部門にノミネート、1965年末の人気投票でも軒並み1位に輝いた当作品は、
 「聴き手の中に内省を促す」満ち足りた安らぎを放っていると言われています。
 今はこれが1番のお気に入り。

②モーツァルト ピアノ協奏曲 第20番 二短調
 これはモーツァルトが内省的動機から創られた曲、つまり誰かの目線や評価は気にせず、
 自己の心と深く向き合い、本当に創りたい曲として創られたものと言われています。
 この内省的動機の反対が機会的音楽です。
 誰かに頼まれて創られたり、売れるものを創りたいという動機から生まれた音楽のことを指します。
 自己の内面を掘り進んで創られた曲は聴く者の内面にもすっと入ってくるんだと思います。

【感動】
①澤野弘之さんサントラ
 https://www.youtube.com/watch?v=Q3K9vtIybFA

【クロージング】
クロージングだけの曲というのは容易していませんが、
上記の中からその時の雰囲気に合わせて選んでいます。
ノリノリか、明るく爽やかか、感動的か、オシャレな感じか。


音楽による場づくりは一度BGMを使ってみるとその効果がわかると思います。
是非、自分なりの研修やワークショップ用のプレイリストを作っておくことをオススメします。
ただ、著作権の問題がありますので、利益が発生する場面での使用はご注意ください。
ではでは。No music, No good workshop♪
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