教師の教授力改善をサポートするインストラクショナル・コーチングという概念があります。
コーチングが教師の教授力向上に効果的だと議論がされ始めたのは約20年前。
インストラクショナルデザインの分野でも比較的新しい概念です。
インストラクショナルコーチングとは簡単に言うと、教師に対するコーチングのことです。
目標を明確にし、計画を立て、行動し、フィードバックを与え振り返り、
この動画の中では、特にフィードバックにフォーカスした話となっていますが、
インストラクショナルコーチは、目標設定や計画策定等も含め総合的にサポートします。
以下、Instructional-Design Theories and Models, Volume IVの
インストラクショナル・コーチンングの普遍的原則:Universal Principles
インストラクショナルデザインの分野でも比較的新しい概念です。
ググっても日本語の記事が見当たらなかったので、
以下の書籍のInstructional Coachingの章を中心にまとめました。
インストラクショナルコーチングとは簡単に言うと、教師に対するコーチングのことです。
目標を明確にし、計画を立て、行動し、フィードバックを与え振り返り、
修正しながら目標達成するまで続けるというコーチングのプロセスを教師に当てはめ、
さらに教育に関するノウハウも有した教師特化型のコーチング。
さらに教育に関するノウハウも有した教師特化型のコーチング。
教師の授業を観察し、フィードバックを与えることで気づきを促し、
目標や計画、行動の修正・改善をサポートする役割のことです。
一昔前、TEDでビルゲイツがこんなことを言っていました。
”全ての人にフィードバックを与えてくれるコーチは必要。
目標や計画、行動の修正・改善をサポートする役割のことです。
一昔前、TEDでビルゲイツがこんなことを言っていました。
”全ての人にフィードバックを与えてくれるコーチは必要。
しかし、最も重要な仕事をしている教師がそれを得られる機会がない”
この動画の中では、特にフィードバックにフォーカスした話となっていますが、
インストラクショナルコーチは、目標設定や計画策定等も含め総合的にサポートします。
以下、Instructional-Design Theories and Models, Volume IVの
インストラクショナルコーチングのページから原則について日本語訳しましたのでポイントを以下にまとめます。
インストラクショナル・コーチンングの普遍的原則:Universal Principles
①【観察と目標:Observation and goals】
・授業内のデータを集め、授業後にフィードバックする
・協力して授業のゴールを明確にする
・授業に不安があれば、まずは教師が1人で予習をし、その後コーチに相談
②【高レバレッジな実践:High-leverage practice】
・コンテンツ作成:効果的な授業になるような計画作成をサポート
・形成的評価:日々の学習の中で学習者が何を学び、何を理解しているのかを把握し、彼らにどのようにフィードバックするのかをサポート
・ 指導実践:授業内で学習者の姿勢や熟練度が高まるような効果の高い授業になっているよう、教授方法をサポート
・コミュニティづくり:心理的安全性が高く、 生産的な学びのコミュニティ(場)づくりをサポート
・ 自己調整:全てのコーチングは教師の目標達成のためのみに行われる
③【明白な説明:Explicit explanation】
・明白で実行しやすい説明(実践について深く完璧に理解するために必要)
・個々の教師に合わせた説明
④【モデリング:Modeling】
・コーチが新たな手法をクラスで実際に実践し、教師はそれを観察
・状況変化:モデリング以外にも、教師と一緒にチームティーチングしたり、他のクラスの見学を促したり、他の教師のビデオを共有したり、柔軟に手法を変える
⑤【目標達成に向けた計画的な実践と進歩:Deliberate practice and progress toward the goal】
・目標達成するまで、スキル学習の機会と必要なデータを提供し続ける
⑥【振り返り:Reflection】
・コーチは教師が自身の授業について内省するよう促す(内省により度々目標はアップデートされる)
・新たな目標ができれば、その目標に向けて集中するよう勇気づける
大まかな流れとポイントは上記の通りです。
もっと詳細な方法論等は、日本インストラクショナルデザイン研究会で研究しています。
ご興味ある方は一緒に勉強しましょう。
世界の学びの場(学校・企業等)がより良い学びで溢れるために、
インストラクショナルコーチングはこれから日本でどんどん注目されてくるのだと思います。
僕らもこの分野でもっともっとお役に立てるようどんどん実践を重ねていきます!
・授業内のデータを集め、授業後にフィードバックする
・協力して授業のゴールを明確にする
・授業に不安があれば、まずは教師が1人で予習をし、その後コーチに相談
②【高レバレッジな実践:High-leverage practice】
・コンテンツ作成:効果的な授業になるような計画作成をサポート
・形成的評価:日々の学習の中で学習者が何を学び、何を理解しているのかを把握し、彼らにどのようにフィードバックするのかをサポート
・ 指導実践:授業内で学習者の姿勢や熟練度が高まるような効果の高い授業になっているよう、教授方法をサポート
・コミュニティづくり:心理的安全性が高く、 生産的な学びのコミュニティ(場)づくりをサポート
・ 自己調整:全てのコーチングは教師の目標達成のためのみに行われる
③【明白な説明:Explicit explanation】
・明白で実行しやすい説明(実践について深く完璧に理解するために必要)
・個々の教師に合わせた説明
④【モデリング:Modeling】
・コーチが新たな手法をクラスで実際に実践し、教師はそれを観察
・状況変化:モデリング以外にも、教師と一緒にチームティーチングしたり、他のクラスの見学を促したり、他の教師のビデオを共有したり、柔軟に手法を変える
⑤【目標達成に向けた計画的な実践と進歩:Deliberate practice and progress toward the goal】
・目標達成するまで、スキル学習の機会と必要なデータを提供し続ける
⑥【振り返り:Reflection】
・コーチは教師が自身の授業について内省するよう促す(内省により度々目標はアップデートされる)
・新たな目標ができれば、その目標に向けて集中するよう勇気づける
大まかな流れとポイントは上記の通りです。
もっと詳細な方法論等は、日本インストラクショナルデザイン研究会で研究しています。
ご興味ある方は一緒に勉強しましょう。
世界の学びの場(学校・企業等)がより良い学びで溢れるために、
インストラクショナルコーチングはこれから日本でどんどん注目されてくるのだと思います。
僕らもこの分野でもっともっとお役に立てるようどんどん実践を重ねていきます!
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