インストラクショナルコーチングの第一人者のJim Knightがtwitterで引用リツイートしていたこのTED動画。 正にコーチングの本質、誰にとってもコーチが必要だということを的確に伝えている内容です。
ストーリーを要約するとこんな感じ。

スピーカーAtul Gawandeはインド出身の外科医。
彼は外科医としての成長が止まったと感じる瞬間に直面しました。
その現場を打破しようと、先輩医師に手術を側で見て指摘してもらう方法を選択しました。
正に先輩医師からのコーチングです。
先輩からは、腕の使い方や立ち位置など自分では気づけないフィードバックを色々ともらうことができ、更なる成長ができたのだそうです。

この経験から、インド北部の病院の医師及び看護師のスキルレベル向上プロジェクトに動き出します。
チェックリストを与えたり、教室で教えるだけでは不十分だということは過去の経験から皆分かっていました。
ではどうやったか。
そうです。お気づきの通り”コーチング”です。
正しい知識を持ったコーチが、400名以上の看護師、100名以上の医師やマネージャーをコーチングし、16,000人以上の出産をトラッキングしました。
結果として、管理者、医師、看護師、全ての人々に改善が見られ、
元々は他の地域よりも10倍も高かった赤ちゃんの死亡率はぐんと下がりました。
適切な道具を事前に揃え、いつ何をすべきかを全員が完璧に把握し、医師と看護師は適切なチームワークで手術にあたることができるようになった結果です。
コーチングによってチームは変容を遂げることができました。

----ここまでがTEDの内容----

このスピーチを通してコーチングの本質を感じ取ることができるのではないかと思います。
一般的な学校で行われている座学中心の教育では成長に限界があります。
もう一段高い成長のためのは、学習者が実際に行動を起こし、
自分では気づいていない改善点を認識し、修正していくというプロセスが必要です。
だからこそもう1つの目、もう1つの耳となってくれるコーチングは学習を促進させます。
今回の仕組みは色々な分野に応用展開できると思うので、是非参考にしてみてください。
docotr