今週から四天王寺大学の後期の授業が始まりました。
森の担当は2年生のキャリアマネジメントと1年生のキャリアデザイニングというどちらもキャリアに関するクラス。
また毎週大阪出張という長距離移動生活の始まりです(笑)

学生と向き合い授業をする中で思ったことを書いておこうと思います。

先日、キャリア面談でとある韓国人留学生と出会った。
幼い頃から韓国トップの進学校で、ほぼ缶詰状態で勉強をしてきた彼。
ところが大学進学前に、自分には勉強している”目的”がないことに気が付いてしまった。
勉強の先に明るい未来が待っていないと感じたそう。
そこで、韓国の大学進学という進路を捨て、夢を見つけに、また実現しに日本に留学することを決意した。
彼の夢は松下幸之助さんのような経営者になることだそうだ。
そこからは毎日2時間睡眠で貯金と日本語と受験勉強を重ね、関西のトップ私立大学に入学。
現在は自分の夢に繋がる会社を探し、就活を行なっている。
もう、マジで応援したい!

彼の話から、学ぶ目的や生きる目的について再度考えさせられた。
自分自身そうだったけど、何のために勉強するのか、 この学びが将来どう活きてくるのか、など
目的意識を持って勉強している学生ってどのくらいいるんだろう。
目的なく無理やり勉強するのは言ってみれば、
ゴールのないマラソンを無理やり走っているようなものじゃないかと思う。
やっぱり人生においても目的地やゴールは必要で、
学校でもそれらについて考える機会は必要だと改めて思ったのです。

だからこそ、自分のキャリアの講義を通して、
人生にヴィジョンと方向性を与え、それぞれのゴールを設定してもえたらと思う。
自分の未来が少しでも明るく思えるように、
働くことが楽しそうって思ってもらえるように、
そして大学生活を少しでも有意義に過ごせるように、
そんなことを思いながら後期も学生と向き合っていきたいと思うのであります。 
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