やり抜く人の9つの習慣の中にメンタル・コントラストの記載があり、気になった概念なのでまとめてみます。
目標を達成していくためには、ポジティブ思考で空想に浸るだけでもダメで、ネガティブ思考で現実にくよくよしているだけでもダメ。
行動を変化させるコツは、ポジティブな期待する未来と現実に起こりうるの両方を活用すべきと言われています。
ちなみに、どちらを先に考えるかで結果は以下のように大きく変わります。
Mental Contrast :①ポジティブな未来、②ネガティブな現実(障害)→効果あり!
Reverse Contrast:①ネガティブな現実(障害)、②ポジティブな未来→効果なし。。
ネガティブな現実を先に考えてしまうと、その後ポジティブな未来について考えても効果がないと言われています。これは、
The Oxford Handbook of Positive Emotion and Psychopathology (Oxford Library of Psychology) の601ページに詳細に記載されています。
改めて、行動を変化させるメンタル・コントラストは、以下の順序で思考します。
①期待する未来・目標をイメージする
②現実に起こりうる障害を考える
この行為を繰り返すことで、思考・行動に2つの方向性が出てきます。
A: 成功が期待できる目標に対しては、コミットが強まり行動が促進される
理想をイメージ :「自分はこうなりたいんだ!」
自己調整的なスキルの1つとして、インストラクショナルデザインでも出てくる概念です。
メンタル・コントラスト(Mental Contrast)は、2000年頃にニューヨーク大学やハンブルグ大学の心理学教授 ガブリエル・エッティンゲン(Gabriel Oettingen)が提唱した、目標達成のために行動を変容させる思考法のことです。
コントラスト(Contrast)とは、対比させるという意味。
目標と現実、ポジティブ思考とネガティブ思考をうまく対比させ、戦略的にメンタルをコントロールすることです。
OetingenとReiningerが2016年に書いた論文、The power of prospectionでも、以下のように単なるポジティブシンキングだけでは不十分であることに言及しています。
"People often immerse themselves in dreams and fantasies about a desired future. Though such future fantasies are pleasant, they do not necessarily lead to the effort required to attain the desired future."
人々は自らが望む夢や空想に浸りがちだが、それらはそれを達成する努力を必ずしも生み出すものではない。
メンタル・コントラスト(Mental Contrast)は、2000年頃にニューヨーク大学やハンブルグ大学の心理学教授 ガブリエル・エッティンゲン(Gabriel Oettingen)が提唱した、目標達成のために行動を変容させる思考法のことです。
コントラスト(Contrast)とは、対比させるという意味。
目標と現実、ポジティブ思考とネガティブ思考をうまく対比させ、戦略的にメンタルをコントロールすることです。
OetingenとReiningerが2016年に書いた論文、The power of prospectionでも、以下のように単なるポジティブシンキングだけでは不十分であることに言及しています。
"People often immerse themselves in dreams and fantasies about a desired future. Though such future fantasies are pleasant, they do not necessarily lead to the effort required to attain the desired future."
人々は自らが望む夢や空想に浸りがちだが、それらはそれを達成する努力を必ずしも生み出すものではない。
目標を達成していくためには、ポジティブ思考で空想に浸るだけでもダメで、ネガティブ思考で現実にくよくよしているだけでもダメ。
行動を変化させるコツは、ポジティブな期待する未来と現実に起こりうるの両方を活用すべきと言われています。
ちなみに、どちらを先に考えるかで結果は以下のように大きく変わります。
Mental Contrast :①ポジティブな未来、②ネガティブな現実(障害)→効果あり!
Reverse Contrast:①ネガティブな現実(障害)、②ポジティブな未来→効果なし。。
ネガティブな現実を先に考えてしまうと、その後ポジティブな未来について考えても効果がないと言われています。これは、
The Oxford Handbook of Positive Emotion and Psychopathology (Oxford Library of Psychology) の601ページに詳細に記載されています。
改めて、行動を変化させるメンタル・コントラストは、以下の順序で思考します。
①期待する未来・目標をイメージする
②現実に起こりうる障害を考える
この行為を繰り返すことで、思考・行動に2つの方向性が出てきます。
A: 成功が期待できる目標に対しては、コミットが強まり行動が促進される
B: 成功が期待できない目標だと感じた場合は、その目標自体をあきらめる
あきらめてしまうこともあるのはダメなんじゃないか、と思う人もいるかもしれませんが、
やりたくないこと、無理なことに時間を費やさないということはプラスであると考えます。
裏を返せば、本当に望んでいることを見つけ出し、賢く選択できるようになるということです。
あきらめてしまうこともあるのはダメなんじゃないか、と思う人もいるかもしれませんが、
やりたくないこと、無理なことに時間を費やさないということはプラスであると考えます。
裏を返せば、本当に望んでいることを見つけ出し、賢く選択できるようになるということです。
では、なぜ目標と現実を何度も行き来することが目標達成に近づくポイントとなるのか。
それは、認知的不協和が機能するからです。
つまり、望む未来・目標をしっかりとイメージし、それと現実とのギャップを認識すればするほど、
それは、認知的不協和が機能するからです。
つまり、望む未来・目標をしっかりとイメージし、それと現実とのギャップを認識すればするほど、
理想と現実の不一致をストレスと感じるようになり、理想の実現に向けて動き出す、ということです。
理想をイメージ :「自分はこうなりたいんだ!」
現実の問題を確認:「そのためにはこれが問題になりそうだな」
上記の対比を繰返:「それならいける気がするぞ!」
認知的不協和 :「今のままじゃ嫌だ!行動して変わるんだ!」
コミットすべき目標が見つからない、あるいは、目標はあるけど強くコミットできていない。
そういう場合は、このメンタル・コントラストを試してみると良いかもしれません。
次のエントリでは、同じくエッティンゲン博士が提唱する、
メンタルコントラストを活用したWOOPという目標達成手法について考察します。
上記の対比を繰返:「それならいける気がするぞ!」
認知的不協和 :「今のままじゃ嫌だ!行動して変わるんだ!」
コミットすべき目標が見つからない、あるいは、目標はあるけど強くコミットできていない。
そういう場合は、このメンタル・コントラストを試してみると良いかもしれません。
次のエントリでは、同じくエッティンゲン博士が提唱する、
メンタルコントラストを活用したWOOPという目標達成手法について考察します。
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