アクティブラーニングで注目を集めているグループワーク手法の1つ、ジグソー法について考察します。
これはカリフォルニア大学の名誉教授でもあるエリオット・アロンソン(Eliot Aronson)が開発しました。
この開発背景がなかなか面白いのです。
The Jigsaw Classroomに詳細が書かれていたので翻訳します。
ジグソー法が初めて使われたのは1971年のアメリカ テキサス州でした。
当時の学校では、白人、黒人、ヒスパニックの人種グループ間に敵意が存在し、
それが原因で学習モチベーションの低下など様々な問題が生じていました。
「過激な競争の雰囲気から協調的な雰囲気に重点を移す必要がある」
これはカリフォルニア大学の名誉教授でもあるエリオット・アロンソン(Eliot Aronson)が開発しました。
ちなみに日本ではよく共同学習と言われていますが、本家アメリカでは、
Research-based cooperative Learning と表現されています。
直訳すると、”調査を基にした共同学習”ですね。
Research-based cooperative Learning と表現されています。
直訳すると、”調査を基にした共同学習”ですね。
この開発背景がなかなか面白いのです。
The Jigsaw Classroomに詳細が書かれていたので翻訳します。
ジグソー法が初めて使われたのは1971年のアメリカ テキサス州でした。
当時の学校では、白人、黒人、ヒスパニックの人種グループ間に敵意が存在し、
それが原因で学習モチベーションの低下など様々な問題が生じていました。
「過激な競争の雰囲気から協調的な雰囲気に重点を移す必要がある」
この問題提起からチームメンバーが協力しなければ課題をクリアできないジグソー法が考案されます。
クラスで導入した結果、学生同士が協力するようになり、成績が上がっただけでなく、
偏見や否定的なステレオタイプも減り、欠席も少なくなった等、副次的な素晴らしい効果も出たそうです。
それでは、以下の画像とともにプロセスについて見ていきましょう。
【ジグソー法のプロセス】
1. 各グループに分かれ課題を配布。(ジグソーグループ)
クラスで導入した結果、学生同士が協力するようになり、成績が上がっただけでなく、
偏見や否定的なステレオタイプも減り、欠席も少なくなった等、副次的な素晴らしい効果も出たそうです。
それでは、以下の画像とともにプロセスについて見ていきましょう。
【ジグソー法のプロセス】
1. 各グループに分かれ課題を配布。(ジグソーグループ)
2. グループ内で課題を確認し誰が何を担当するかを決める。
3. 同じ課題を担当する人で集まり、課題の理解・分析を行う(エキスパートグループ)
4. 元のジグソーグループに戻り、知識共有、新たな課題解決等を図る
このように自分に役割が与えられ、それをきちんと遂行しないとチームの課題をクリアできない、
という構造のため、一人ひとりのモチベーションが高まり、チーム内で協調性も高まるというわけです。
なかなかに素晴らしい手法だと思います。
また、グループワークを行うにあたり以下の2点を注意いただければ良いかと思います。
・スペース:最低でも2回席替えをするので、十分な部屋のスペースが必要となる
・進行補佐:各グループで進行がスムーズに進むようにファシリテーションできる人がいるとベター
3. 同じ課題を担当する人で集まり、課題の理解・分析を行う(エキスパートグループ)
4. 元のジグソーグループに戻り、知識共有、新たな課題解決等を図る
このように自分に役割が与えられ、それをきちんと遂行しないとチームの課題をクリアできない、
という構造のため、一人ひとりのモチベーションが高まり、チーム内で協調性も高まるというわけです。
なかなかに素晴らしい手法だと思います。
また、グループワークを行うにあたり以下の2点を注意いただければ良いかと思います。
・スペース:最低でも2回席替えをするので、十分な部屋のスペースが必要となる
・進行補佐:各グループで進行がスムーズに進むようにファシリテーションできる人がいるとベター
私も授業や研修でよく取り入れますが、参加者が自然と能動的になりやすいので、
非常に良いアクティブラーニングの1つの手法だと思います。
授業や研修をアクティブラーニング化したいという方は是非活用してみてはいかがでしょうか。
授業や研修をアクティブラーニング化したいという方は是非活用してみてはいかがでしょうか。
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