外国語(英語)学習にPBLを活用した論文をレビューします。
論文はこちら(被引用数:90件 (2023年9月14日時点))
Nguyen, T. V. L. (2011). Project-based learning in teaching English as a foreign language. VNU Journal of Foreign Studies, 27(2).
昨日は、体育×PBLの文献研究をレビューしましたが、今回は「外国語(英語)」×PBLについての研究です。
「PBLは、過去10年間、世界規模で多くの研究が行われてきたが、ベトナムにおける外国語としての英語教育への応用はまだ普及していない」と述べられているように、日本においても英語教育のPBLの事例はあまり聞きませんね。
PBLについて色々と調べてきましたが、科目学習にPBLをどのようににどのよう統合すれば良いかというのは1つの課題であり、事例が少ないことが広まらない原因ではないかと感じていました。
その点で、このような非常に研究はありがたいです。(各科目の事例集なども作れたらいいなと思います)
さて、論文の内容ですが、まず、PBLの定義と長所について述べられ、PBLを実施する手順、そして、英語学習×PBLの事例についてまとめられています。
【PBLの長所】は、以下の通り様々なメリットが記載されていました。
・プロジェクトワークの最終成果物に至る過程は、生徒に自信と自立心を養う機会を提供
次に【PBL実施の手順】として10ステップが紹介されていました。
論文はこちら(被引用数:90件 (2023年9月14日時点))
Nguyen, T. V. L. (2011). Project-based learning in teaching English as a foreign language. VNU Journal of Foreign Studies, 27(2).
昨日は、体育×PBLの文献研究をレビューしましたが、今回は「外国語(英語)」×PBLについての研究です。
「PBLは、過去10年間、世界規模で多くの研究が行われてきたが、ベトナムにおける外国語としての英語教育への応用はまだ普及していない」と述べられているように、日本においても英語教育のPBLの事例はあまり聞きませんね。
PBLについて色々と調べてきましたが、科目学習にPBLをどのようににどのよう統合すれば良いかというのは1つの課題であり、事例が少ないことが広まらない原因ではないかと感じていました。
その点で、このような非常に研究はありがたいです。(各科目の事例集なども作れたらいいなと思います)
さて、論文の内容ですが、まず、PBLの定義と長所について述べられ、PBLを実施する手順、そして、英語学習×PBLの事例についてまとめられています。
【PBLの長所】は、以下の通り様々なメリットが記載されていました。
・プロジェクトワークの最終成果物に至る過程は、生徒に自信と自立心を養う機会を提供
・生徒は自尊心を高め、学習に対する積極的な姿勢を示す
・生徒が自分の学習に責任を持つようになれば、自律的な学習が促進される
・生徒が自分の学習に責任を持つようになれば、自律的な学習が促進される
・本格的なアクティビティは、生徒が異なる視点からタスクを検討する機会を提供し、共同作業と内省を促進し、競合する解決策と結果の多様性を可能にする
・PBLは、読む、書く、聞く、話すの4技能を自然に統合する機会を提供する
・プロジェクトが特定の状況や生徒の興味に応じて進行するため、生徒の意欲、関与、楽しみが高まる
・本物の課題であるプロジェクトは生徒にとってより有意義であり、興味や参加意欲を高め、学習を促進する
・プロジェクトは、本物の方法、実践、聴衆を使うことで、実際の職業に結びつくかもしれない。
・PBLは学生にとって多くの有用なスキルを開発することができる
・本物の課題であるプロジェクトは生徒にとってより有意義であり、興味や参加意欲を高め、学習を促進する
・プロジェクトは、本物の方法、実践、聴衆を使うことで、実際の職業に結びつくかもしれない。
・PBLは学生にとって多くの有用なスキルを開発することができる
・生徒の社会性、協調性、グループの結束力の向上
・学習者間、学習者と教師間、学習者と他のコミュニティメンバー間のコラボレーション、社会的関係を強化する
・教室の外でも生涯使える問題解決能力と高次の批判的思考能力を高める
・グループでの意思決定スキルやリーダーシップの資質を身につけることができる
・生徒の意思決定や主体性を最大限に引き出すことができる
特に共感したのは、以下の部分。
「PBLを通じて育成されるスキルの多くは、雇用主が通常求めているものである。チームワーク精神、他人とうまくやっていく能力、十分な情報に基づいた意思決定、主体性、現実世界の問題の解決などである。」
正にこれが自分がPBLに惹かれる理由。つまり、知識を得ることに加え、社会で活躍するために必要な多くの知識・技能・態度が獲得できるからです。
英語学習にPBLを導入することで、英語の知識が得られるだけでなく、批判的思考やリーダーシップ、管理能力など社会性も身につけることができるわけですね。
・生徒の意思決定や主体性を最大限に引き出すことができる
特に共感したのは、以下の部分。
「PBLを通じて育成されるスキルの多くは、雇用主が通常求めているものである。チームワーク精神、他人とうまくやっていく能力、十分な情報に基づいた意思決定、主体性、現実世界の問題の解決などである。」
正にこれが自分がPBLに惹かれる理由。つまり、知識を得ることに加え、社会で活躍するために必要な多くの知識・技能・態度が獲得できるからです。
英語学習にPBLを導入することで、英語の知識が得られるだけでなく、批判的思考やリーダーシップ、管理能力など社会性も身につけることができるわけですね。
次に【PBL実施の手順】として10ステップが紹介されていました。
こちらは表にして見やすく整理しました。
PBLでは段取りが非常に重要なので、このように手順を示してくれると授業設計に役立つと思います。
最後に、【英語×PBLの事例】ですが、以下のようなカテゴリー別に様々な事例が紹介されていました。
※詳細までは書かれていません
・Speaking Project
・Listening Project
・Reading Project
・Writing Project
・統合スキルProject
・翻訳Project
・英語教育Project
・その他のProject
そして、結論では、「PBLは、学生が生活や仕事に必要な本物の知識や技能を高める必要のある大学で広く適用されるべきである」と締めくくられていました。
ちょうど本学も後期の授業が始まるタイミングで、私自身英語の授業も担当しています。
是非、本論文を参考に今回の英語の授業のPBL化に挑戦してみようと思います。
--以下、プライベートモード)にて翻訳版をメモしてます---
PBLでは段取りが非常に重要なので、このように手順を示してくれると授業設計に役立つと思います。
最後に、【英語×PBLの事例】ですが、以下のようなカテゴリー別に様々な事例が紹介されていました。
※詳細までは書かれていません
・Speaking Project
・Listening Project
・Reading Project
・Writing Project
・統合スキルProject
・翻訳Project
・英語教育Project
・その他のProject
そして、結論では、「PBLは、学生が生活や仕事に必要な本物の知識や技能を高める必要のある大学で広く適用されるべきである」と締めくくられていました。
ちょうど本学も後期の授業が始まるタイミングで、私自身英語の授業も担当しています。
是非、本論文を参考に今回の英語の授業のPBL化に挑戦してみようと思います。
--以下、プライベートモード)にて翻訳版をメモしてます---
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