昨日は、博士後期課程に入学して初めての対面ゼミでした。
入学して早半年。ゼミは毎週オンラインでの開催でしたので、zoomでしかお話したことのない先輩方も多かったのですが、今回初めて直にお会いできました。
オンラインでも毎回とても沢山の学びをいただけるのですが、対面だとやっぱりオンラインにはないものがあり、本当に充実した1日でした。

参加者全員からいただいた自分の研究計画へのフィードバックについては大切にここにメモしておきます。
毎回このフィードバックが真芯を食ったライナーで飛んでくるので(とてもありがたい)、今後、ひとつひとつ丁寧に調べてブラッシュアップしていきたいと思います。


・社会情動的スキルを計測する尺度は、SECQ(Social Emotional Competencies. Questionnaire)もある

・なぜ社会情動的スキルに着目するのかの理由を明確に

・OECDは枕詞として置いても良いが、学問的な説明は必要(どの分野になる?)

・大学教育における社会情動的スキルの育成×PBLの研究がないと言えるのか?

・共同研究のスキームは要確認(連名、役割、論文発刊の条件・権利、知財等)

・扱う概念に関する先行研究の整理が弱い印象。具体的には、「3.研究計画(背景、テーマ、方法)」の【背景】の第一文目から唐突感がある。取り組みたい問題の背景からテーマ設定に至る内容を文章に落とし込んで整理してみては?

・社会情動性スキルに繋がるプログラムとPBLとの関連性を整理する必要がある。そのうえで、PBLが独自に持つプログラム(の要素)が、特徴的に社会情動性スキルの向上に繋がっているということが明らかにできると良い。

・PBLで社会情動的スキルが伸びることの意義を経営学的にどのように説明するか、というところの整理が必要。社会情動的スキルを構成する要素が経営学分野では異なる構成概念で呼ばれていることもあり得、類似内容だけれども異なる構成概念でこれまで測定されている内容との同一部分、差の部分を整理して、この研究の意義を伝えられるととてもよい。

・社会情動的スキルというラベリングを外したときに、一つひとつ決して目新しいスキルではないので、大学生以降の年代で、各項目についてどのような研究がなされているかが気になった。

・社会情動性スキルと森さん自身の強い問題意識、さらにいえば社会的な意義をどうつなげるのかが大切。ズームインで詳細に入りながら、傍らでは常に問題意識とつなげてゆく、さらには問題意識そのものが後付けで細分化されていくパターンもある。

・社会情動的スキルの要素を見てみると日本人が高そうなものもあるなと感じた。因子分析をすると実際は因子は少なくて、そのうちのいくつかが低く、PBLで上昇するのかもしれない。大きく括ると見えないものも見えてくるのではないか。


ゼミ後のビールは超絶美味でした。勢い余って飲みすぎたせいで電車乗り過ごしてしまった。。汗
先生、ゼミの皆様ありがとうございました! ポンコツですが、一歩ずつ進めていきます!
zemi

これより先はプライベートモードに設定されています。閲覧するには許可ユーザーでログインが必要です。