LDCラボラトリー研究会主催の「第1回ラボラトリー・トレーニング」に参加してきました。
ラボラトリー・トレーニング(ラボラトリー方式の体験学習)とは、“今ここ”での人との関わりの体験から、人間や人間関係について学ぶ学習方法(津村, 2010)のこと。
そして、その中心となるのがTグループ(Tセッション)です。
Tグループには、以下のような特徴があるとされています。
・体験学習を通して、自己・他者・集団への理解を深める方法
・あらかじめ明確な課題や役割を設定しない
・グループ内で自然に生じる「今ここ(here and now)」の相互作用を学習素材とする
・自分の言動が他者に与える影響についてフィードバックを受ける
・自己理解・他者理解・対人関係・集団力学への気づきを促す

この辺りは、書籍でいくつか読んだことはあったのですが、正直、全然イメージできていませんでした。
話し合うテーマも設定せず、そこで起こるものを素材として学ぶ?どういうこっちゃ?

今回、やっとその謎解きができる良い機会だと思い、実際に参加してきました。
具体的にどんな参加者とどんな話をしたのかは口外できないので詳細は割愛しますが、それはそれは濃い学びの場でした。
5泊6日の合宿型で、初めましてのメンバーが集まり、Tグループや他のセッションなどを通して徐々にお互いを知り、関係性を築いていく。
その過程で起こるメンバー間の相互作用を通して、自分自身のコミュニケーションの特徴や、認知の癖、課題、強み・弱みなどが少しずつ見えてくる。
それらを共に分かり合い、分かち合っていく中で、普段はなかなか触れることのない、人間の根源のような部分にまで触れていく。

これまで自分が体験した学びの場の多くは、知識をインストールし、スキルを磨く。いわば、「自分の上に何かを積み上げていく」ようなイメージのものが多かったのですが、今回のそれは逆。
つまり、上に積み上げるのではなく、「自分自身の土台を眺め、内側に深く掘り進んでいく」。
武器や盾、鎧のようなものを少しずつ外していった先で、丸裸になった自分自身の本質に触れたような感覚がありました。

そこで改めて感じのが、自己理解や自己認識は、自分一人で行うのはなかなか難しいということ。
そこで必要となるのが鏡となる他者の存在です。他者からのフィードバックで自分にはなかった視点を得たり、他者の中にある自分との共通点に気づいたりすることで、徐々に自己認識が深まっていく。
今ここのでの人との関わりの体験から、人間や人間関係について学ぶという言葉の意味がようやく体感として分かったような気がします。

そして、もう1つ強く感じたこと。それは、チームを形成する根本には、丸裸になっても何をやっても大丈夫だと思えるような、あたたかな安心感、愛のようなものが必要なのではないかということ。
構えず、守ろうとせず、互いの違いも弱さも含めて受け止め合える。
そんな関係性があるからこそ、人は自己開示ができるし、本当の意味で他者と関わることができる。
こういったことは、読書を通して得た理解とは全く違い、今回の体験を通してして身をもって感じれたことでした。
実体験を通して、ようやくラボラトリー・トレーニングのパワフルさを理解できたように思います。
参加できて本当に良かった。
これからの自分の人生の核となる大事なものが形成された6日間でした。

最後に、忘れないように自分自身への学びメモ。
・沈黙は何かが生まれる予兆でもある。恐れない。焦らない。気まずい顔をしない。
・違いを間違いにしない。違っていても対話で分かち合うことができる。
・褒め言葉をもらったら、はぐらかさず、感謝で受け取る。
・フィードバックは周囲にも影響することを意識した上で、人に合わせて、ジャッジを入れずに。
 ・SpicyなFBをしたいときは、事前告知(ふわふわとザラザラどっちが良い?)
・言葉に対するイメージは人によって異なる。話し合う際は認識の確認を。
・人の言動の思いに気づく。大切に受け取り、感謝の意を示す。
・武器・盾・鎧を捨て、構えない。その姿勢は周りに安心を与える。パンツ一丁の合気道のスタンス。
・他者の中に自分と重なるモノもある。それを見つけ、共に寄り添い癒すことは、自身の癒しにも繋がる。

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